ゾランヴァリギャッベとは
ギャッベとは
イラン南西部のファールス州(州都シーラーズ)のザクロス山脈で
遊牧民の女性たちが織り上げる手織り絨毯。
織り文化の歴史は実に5000年以上と言われます。
図案は無く、伸びやかで自由なその作品たちは
手紡ぎ、手織り、草木染で作り上げる
「世界に一枚だけの絨毯」
【ゾランヴァリギャッベ】はゾランヴァリ社の扱うギャッベのこと。
特に選ばれてゾランヴァリ社のマークが付された作品は最高品質を意味します。
全ての過程に妥協がなく
そして何より、織り上げる種族の人々と、それを使う人々が幸せになる絨毯であること。
生活の中でみる景色や
紋様には、様々な願いや想いが込められています。
樹の紋様は家族の成長や長寿を
鹿は家族仲良く
女の子は子宝や繁栄
ラクダは沢山の富を
鳥は神様からの幸せなお告げ
ライオンは深い智慧と富
ひつじやヤギは不自由のない暮らしを
お花(オオカミの足跡)は悪い物を寄せ付けないおまじない
羊たちの生息地も大切なポイント。
ゾランヴァリギャッベはイラン・ファールス地方のザクロス山脈に生息する羊の毛を使います。
山岳の羊毛は、厳しい環境から羊の身を護る上質な油分をたっぷり含みます。
特に寒い冬を越えた「春の毛」は、ふわふわと柔らかく、しなやかでとても上質。
その春の毛だけを使うことがポイント。
実に30センチほども伸びることも。
織り子さんの糸を撚る技術も大事です。
ふわふわの刈り取った毛から、器用に細くしなやかにしかもちぎれることなく長い糸にしていきます。
その糸を、天然の素材で草木染にします。
茜色、藍色、黄金色、緑色、、、他にも
最近では紫やオレンジ、ピンクなども
ゾランヴァリの染色工程で大変美しく染め上げ、定着させます。
もちろん草木染です。
この定着の技術も大事で、ミョウバンやヨーグルトの塊、香辛料など天然の素材を使います。
そんなたくさんの色糸をふんだんに使って
楽しく、美しく、時に壮大な柄を織り込んで
数か月も掛けて織り上げます。
大判の物は、女性たちが4人くらい横に並び、おしゃべりを楽しみながら
それでも間違えることなく!
そんな愛情の溢れる美しい手作りのアートは
現代社会の中で、
ほっこりと、心を癒してくれます。
100年以上持つと言われる「丈夫さ」と
退色しない「草木染」によって
一度購入したら、永く永く楽しめますから
選定もしっかりと時間を掛けてしたいもの。
ガゼボショップでは、常時200枚ほどのギャッベをゆっくり見て触れて頂けます。
春と秋、年に2回から3回、自然光の明るい催事場で
特別展示フェアも開催します。
素敵な出逢いを、お得な特典でお繋ぎさせて頂いております。
是非、お気軽に物語に触れてみてください。