2014夏のイラン紀行【ギャッべ絨毯物語り】Vol.1

大好きな【遊牧民手織り絨毯 ギャッべ】の故郷 イランへ

絨毯の奥深さと、カシュガイの遊牧民のキャンプ地へ

そしてギャッべを最高品質に高め世界に発信するゾランヴァリ社へ

行ってまいりました。

 

 

キャンプ地は南ペルシアのシーラーズという町から車で3時間くらい北にあります。

 

広大なザ―クロス山脈

お父さんや息子たちが30-50頭の羊を毎日遊牧しています。

こんな光景を、幾度も見ます。

 

 

近づくと離れてしまう羊たち。。。

 

 

山羊の毛の織物で屋根をしつらえる昔ながらのカシュガイのテント。

山羊の毛は雨にも強く(めったに降りませんが)、風通しが良く、夏のキャンプに最適なテントなんです。

 

 

なんてかわいい女の子たち!!

絨毯を織るのはもうすこしお姉さんになってからね。

 

 

うつくしい娘さんになる頃には、絨毯をサクサク織ります。

この縦糸は密度が高くとっても強く張ってあるので、うっとりするほど綺麗なお姉さま達のほっそりとした手ですが

実はすごく力持ちです!

 

 

貴重な織りの体験をさせてもらいました!!

カシュガイの女性たちは、涼しい顔でとっても手早く織ってますが、実はすごく難しいです。

 

 

とても素敵な姉妹です。はにかんだ笑顔が印象的でした。

 

 

 

バター造りもちょっとだけお手伝い。

山羊の皮にしぼりたての山羊のミルクを入れて夏は少し水、冬はお湯を入れて

ひたすらシェイクします。

温度調整も大切だそうです。

結構な力仕事!気候によっても違いますが40分くらい。

 

 

美味しいバターがミルクの中で出来ています!!

お母さんやおばあちゃまは、山羊の乳からバターやチーズを作り、食事の支度をします。

カシュガイの女性は働き者で(イランの女性は全般に働き者だそうです。)、

暗いうちから起き、山羊の乳を搾り、バターやチーズをつくり、ナン(小麦粉を練ったパンの様なもの)をつくり、

糸を紡ぎ、絨毯を織り、子どもの世話をします。

 

 

糸紡ぎのお手伝い??をさせてもらいました。

あきらかにおじゃまになってますが、とってもやさしいママは始終にこにこ優しく教えてくれました。

 

 

子どもと言えば

生まれたばかりの双子の赤ちゃんに会えました!!

なんてキュート!

しかも下に敷かれているのは双子ちゃん用のつなぎの絨毯。

生まれてくる赤ちゃんを思ってママやお姉さんが織ったんでしょうね。。。。

 

 

こちらは羊の赤ちゃん!

軽くって暖かくてかわいい!!

 

 

手造りのバターとチーズもいただきました。

まろやかで本当においしかった!!ごちそうさまでした。

 

 

厳しい気候の大自然に暮らすのは苦労もたくさんあるでしょうけど、、、

こんな笑顔が毎日見れたら。。。かけがえのない幸せですね。

都会では得られないものがたくさんあることを

改めて実感!です。

 

 

こんなにこんなに広大なんです。

 

つづく。。。。