2014夏のイラン紀行【ギャッべ絨毯物語り】Vol.2

ギャッべの故郷、カシュガイ族の野営地を後にし

シーラーズのゾランヴァリ染色工場で染色体験!

 

まずは刈り取った状態の羊毛

しっかり伸びて長く、しなやかで柔らかです。

 

 

 

羊毛は秋の硬い毛ではなく

冬の間に伸びた、長くてしなやかで柔らかい春先の毛。

 

汚れや硬いクローバーの実が付いているので

梳き、洗います。

 

遊牧民は手紡ぎで糸を撚ります。

 

その中でもカシュガイ族の撚る糸は緻密で

とても細いものから

ざっくりと太めのものまで様々です。

 

 

そして、ゾランヴァリは天然染料にこだわります。

その糸を様々な天然染料で染めます。

 

 

茜、ジャシール、ザクロの皮、くるみの殻、何十種類もあるんです!

 

 

染め時間や色を染め重ねることで

実に数百通りの色合いができます。

 

 

均等に色を浸み込ませますが、原糸の色むらで

味わい深い色が出るんです。

ちょっとだけ染色の体験をしましたが、お、重い!!

 

 

 

赤は主に茜の根です。いろんな赤の表情が出来ます。

一枚のギャッべが出来上がるまでには、本当にたくさんの工程があることを、改めて実感です。

ゾランヴァリはギャッべを「気持ちよく、永く楽しむ」為の、こだわりに妥協しません。

 

誇り高いカシュガイの人々の大切な絨毯を世界に発信する為の

大切なこだわりです。

 

だから【ゾランヴァり】のギャッべは間違いないですよ。とお伝えできるのです。

 

そんな中、遊牧民の織りあげたばかりのとっても素敵なザクロの絨毯に出会いました。

 

 

これから洗いとシャーリングに掛けられひときわ美しくなります。

秋のGAZEBOギャッべフェスティバルには、お目見えします!

お楽しみに。

 

つづく。。。。