織り込まれたものの深さを。

織り込まれたものの深さを。

以前にギャッベのご縁を頂きましたK様へ

この度、世界遺産シリーズの味わい深い一枚をご納品いたしました。

 

そして太陽の光にきらきらと輝くギャッベの素敵なお写真いただきました!

 

嬉しいご感想も頂きました。

 

「・・・お送りいただいたギャッベは思ったよりも毛足が深く、

殊に緑色の艶やかさ、深さが印象的で、想像以上でした。

色々な角度から見ても、鮮やかさを失いません。

 

ギャッベというものを明確に意識したのはテレビ番組がきっかけではありましたが、

今回のものについては、サイズと絵柄の内容がたまたま私が求めていたイメージに合っていたもので、

当初から決して「NHK番組放映」という点に興味を持った訳ではありませんでした。

とは言えそのような番組があったのであれば見てみたいものだと思って調べたところ、

3月2日にNHK BS4Kで再放送される事が判明し、急遽4Kテレビも買う羽目(?)となり、

結果3月1日にギャッベが届き、その翌日に番組を見るという事となりました。

 

番組の中では、このギャッベに纏わる経緯が想像以上に詳細に記録されていました。

ギャッベは工房のような場所ではなく、木漏れ日がさすクルミ林の木陰で地面に置いて織られており、

本当に日常生活の中から生まれ出たものである事を目の当たりにしました。

 

このギャッベを織った若い花嫁は、緑という色を自分にとって特別なものと語っており、

それがギャッベの表情に明確に現れていると感じます。

このような映像記録を伴ったギャッベに出会えたのは稀な事だと思いますし、

元来商品ではなく嫁入り道具として作られたギャッベであったという経緯を知るにつけ、

カシュガイの方々の人生が深く織り込まれたものを受け継いだのだという感慨を得る事ができました。

 

改めて、この度は良い機会を頂きましてありがとうございました。」

 

こちらこそ、ご縁のギャッベを深く知って頂き、本当にありがとうございます。

 

これからはK様の時間が重なり

更に永く時を刻んでいくのですね。

 

上画像:NHK「世界遺産・時を刻む」より 

上画像:NHK「世界遺産・時を刻む」より 

 

織り子さんの想いや愛情を受け継いでいく、、、

我が家のギャッベも、触れているだけで何か温かな気持ちになる理由が少しわかったような気がします。

 

 

どうぞ永くご愛用くださいませ。